2012年05月15日

5・15と福島原発

今日は本土復帰から40年という節目
米軍基地返還を願った40年前と
今と沖縄はどう変わったのだろうか
日本の抑止力を盾に未だに日本の75%の
米軍基地が居座り続ける現実は
なんら変わっていないというのが
沖縄の人々の本心だ
日本が沖縄に与える飴と鞭に
沖縄はいつまで甘え続けていくのか・・・
真の自立を考える時にしたい

最近思うのは
沖縄と同じような立場にあるのが
3・11の大震災による津波によってもたらされた
原発問題に翻弄される福島県だ
わたしは一昨日から福島県の南相馬市に来ている
ここには障がいのある人たちや高齢で行き場のない
人たちが暮らしているが支援者が家族ごと避難して
戻れずにいるという厳しい現実がある

まだまだ残る3・11の傷あと
他人事ではない問題
矛盾と葛藤を抱えた町は
ゴーストタウンと化している
田や畑は耕すこともなく放置され
津波で崩壊された家や車はがれきの山となり
半壊状態の家もそのままに残っている
郡山市から南相馬に入る途中の飯館村は
閑散としており人の姿は見えず
悲しみだけが深く深くなっていく

ここでわたしはどんなことができるのだろう?
そんなことを考えていたら
「来てくれる、一緒にいてくれるそれだけで良い」のだと
NPO法人のK所長さんは話す
話を聞いて寄り添う人がいるだけで救われるというのだ

誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなんてないと思う
5・15を福島で迎えながらそんなことを考える
5・15と福島原発


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Posted by やぶれがさ at 22:00│Comments(0)缶集めの日常
 
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